NBA観戦@ニューヨーク 2023.3.17-21 その2
18日
この日のメインイベントは、マディソン・スクエア・ガーデンでNBA観戦。
地元チームNew York Knicks vs. Denver Nuggetsで僕の推しはKnicks。Knicksには日本人で初めてアシスタントコーチに抜擢された吉本さんという方がいます。日本人選手は報道される機会が多いですが、コーチはについては皆無と言っても過言でないのが寂しいところです。
NBAのチケットにはリセールというシステムがあって少しお得に購入できます。払い戻しできない代わりに公式サイトで転売が可能というもので、高額転売やダフ屋を防止する目的があるようです。4人分のチケットを買ったけど欠員がでたとか、席をグレードアップしたいとか、売る側にも目的があるので常識外の値段にはなりにくいということのようです。
有名なドーナツチェーンへ。甘い、デカい。
ブランチにするつもりが、食いしん坊な我々はドーナツからのベーグルへ。NYで人気のベーグル店でモリモリいただきました。
そしてマンハッタンのレコード屋さんへ。
オーナーがBlue Noteレコードへの造詣が深く本も出版しているという老舗。在庫はジャズのみ。2枚購入しました。帰宅後聴いてみるとめちゃくちゃ良い音で、2代目オーナーの塩対応も良い思い出になりました(笑)
開場時間が迫ってきたのでアリーナへ。
その前に、大きなバッグは持ち込めないのでBag BNBというサービスを利用してお店に預けます。ニューヨークでは例のテロ以降、コインロッカーが一つもありません。代わりに荷物預かりサービスを副業とするお店に預けます。
タクシー同様アプリで予約や支払いをします。鍵や目印、写真を撮って記録しておくなどの自己防衛は必要ですが、僕の場合は気のいい店主さんで気さくに対応してくれました。お土産とかカメラとかを預けるのはお勧めしませんが、僕は二日間とも無事に返ってきました。ありがたい。
いよいよ開場。
いよいよNBA。
高まります。
チケットはスマホ画面にバーコード等を表示して読み取り機にかざして入場します。一応紙のチケットも買えるようですが今では少数派。手荷物検査はそこそこ厳しい。棒でバッグの中身を掻き分けてチェックされました。
以前は席に関係なく試合前にコート近くへ行って写真を撮ったりサインを貰ったりできたそうですが、今は各区画で必ずチケットを確認され、基本的に他の区画には入れません。実際はこっそり入り込んでる人がたくさんいましたがw
サイン欲しさに最前列を取ったものの、理由はわかりませんが今回は警備が厳しく全くダメ。必死に叫んでいた子供が2人もらえた程度。これではもう諦めるしかなく、必死に手を伸ばしてハイタッチをしてもらいました。それでも尊敬する憧れの選手だから嬉しかった。デリック・ローズという超有名選手。気になる方はググってみてください。
そして吉本コーチにご挨拶したら、とても気さくにお話してくださいました。いつかヘッドコーチになられて日本人がNBAチームを指揮する試合を観たいですね。
額の鉢巻は警備増強の原因ではないはず(笑)
そうこうしていると隣の席に大きなおじさんがやってきました。警備員と仲良く話していて古くからのファンのよう。するとなんと、その人が僕らの席をリセールしたそう。「内側の席が空いてたから買い直したんだよ。ありがとう。」と。暫く観戦するうちに仲良くなってハイタッチを交わして大盛りあがり。気づくと目の前にカメラスタッフがやってきて我々をガン撮り。デカデカと「闘魂」が会場のビジョンに映し出されました。
1,2,3,ダァーーーーーー!\( ゚Д゚ )
ができなかったのが心残り。
後半になってリードチェンジが頻発する白熱した試合展開になり、Knicksの劇的勝利。初のNBA観戦を満喫しました。
そしてNBAストアへ。
NBAストアの本店がニューヨークにあるのですが、日本からオンラインショップにアクセスするとNBA STORE JAPANのサイトに転送されてしまい、購入できないグッズが結構あります。フィギュア類もその一つで、ボビングヘッドという首にバネが入っていてビヨンビヨン跳ねるものが有名です。
レジの店員さんのやる気が無い(笑)
あまり詳しくないお客さんの対応にウンザリしているようで、ノラリクラリと接客して30分以上待たされました。「そういうものなのかな」と思ったのですが、僕の後ろに並んでいたマダムが「What a lazy businnes…(なんて怠慢な仕事だ)」と呆れていたのでやっぱりやる気の問題だったようですw
ホテルへ帰る途中、昼間のタイムズスクエアにも行ってみるかと歩を進めると、何やら大きな声を上げる10~20人くらいの集団が。何となく人種関連のものかなぁと避けつつ街の写真を撮っていると、「No!No!」とチーホフ氏が声を上げました。
何事かと思っているうちに僕も声を掛けられ、手を掴まれるなど多少の悶着があったものの、無事に逃げ切れました。今思えば、余計なことを言っていたら無事では済まなかったかもしれません。
NBAや音楽の歴史に人種問題は付き物で、多少なりと問題に接しているつもりでいましたが、いざ目の前にしかも突然に遭遇すると、彼らが何かを変えたいと望んでいるのか、ただの物乞いなのかも判断できませんでした。
それを知ったところでできることは無いですが、モヤッとしたものを残してしまったのが残念でした。もっと英語力か知識があれば違ったかもと思うと少し悔しさも感じました。
アメリカの洗礼ということで無理やり溜飲を下げ、気を取り直し夕食へ。
ステーキを貪る予定でしたがチーホフ氏が油にやられているので草を食べようということになり、イタリアンになりました。
シーザーサラダとミートボールスパゲッティとカマンベールチーズフライです。鬼盛りすぎのサラダ。店員さんに「メインは一つだけでいいの?」なんて言われましたが、食えるわけねぇだろと言ってやりたい。
ミートボールスパゲッティはニューヨークのローカルフードだそうです。カリオストロの城に出てくるアレです。名古屋の台湾ラーメンみたいなもんですね。スパゲッティもチーズフライも美味しかったんですが、サラダの量に圧されてあんまり味を覚えていません(笑)
結局胃もたれをするチーホフ氏なのでした。
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