北海道鉄道旅行 2024.7.13-15 3日目
3日目。
楽しくて涼しかった釧路とお別れ。
ちょっと早く出発してマスターに教えてもらった機関車を見に。
元お召機だからなのか、すごく美しく感じたC58。
主連棒の位置に展示への拘りが感じられます。
すごく雰囲気の良い公園で、晴れた日にお弁当食べたいなと思いました。
道すがら発見したメガネ。
あのおじさん元気だろうか。
駅の売店でシマエナガのようなタンチョウ?を買いました。
可愛い。
静かな駅。
全然列車は来ないけど、天気が良くて心地良い。
運良くノロッコ号に出会いました。
しかも2025年で運行終了…撮れて良かった。
隣で撮影していたおじさんにご挨拶したら、まさかのDE10のエンジン設計に携わった方でした。びっくり。「今日乗られるんですか?」と聞くと「そうそう。それで、自分の話で申し訳無いんだけど、僕、このエンジンの設計をしてね。もう何十年も前の事なんだけど。」と少しの時間でしたが貴重なお話を聞けました。
全然申し訳なくなんか無いから、なんなら乗り遅れるまで喋ってくれ。その話でカマキチくんのしゅうまい3人前はいけますわよ。
釧路に乾杯。
発車が待ちきれずにちょびちょび飲んでいると、隣に二人のお子さん連れのご家族が座りました。残念ながら今の日本では「一人旅」と「子供連れの家族」はヒヤヒヤする組み合わせ。あんまり気を遣わせないように、できるだけ爽やかに、にこやかに、変態と思われないように、ご挨拶。
何せこんな状態ですので…。
とりあえず無事に発車。
すんごい霧。
仕方なくダウンロードした水曜どうでしょうを観ていたら、無事寝落ち。
しばらくして腕がもぞもぞして目を覚ますと、くりくりお目々の赤さんが僕のシャツの袖をにぎにぎしてました。
ぐぅかわ。
抱っこしているパパさんはメガネが漫画みたいにズレてぐったり。静かに、決して怪しまれないように、赤さんを堪能します…ぐへへ。
赤さんがもぞもぞしたからなのか、僕から不穏なオーラが漏れていたのか、パパさんがハッとして「すいません!」となったので、「全然大丈夫ですよ、可愛いですね~(ぐへへ)。」と返して少しお話。すると、通路の向こうから奥様が「すいません~」とポッキーをくれました。
それを見ていた長女ちゃんが「私もおじさんにポッキーあげたい」と奥様とコソコソ話。長女ちゃんが可愛いので”おじさん”発言についてはスルーしました。パパさんが赤さんを連れて席を立つと、隣に座って「どうぞ」とポッキーをくれました。
長女ちゃんがプリンセス(ディズニー)か白血球(はたらく細胞!!)になりたいと言うので、僕は変態執事ぽくして3時間ほど遊びました。何故か「う●ち」を連呼する長女ちゃんに「プリンセス、そんなことを言ってははしたないですぞ」と嗜めるアラフォーおじさん。
何だかんだ楽しく過ごさせていただいて、危うく乗り過ごすところでした。まじで「次は南千歳~」ってアナウンスを聞くまで忘れてた。長女ちゃんも楽しんでくれたようで「おじさん、うちに来て~」なんて言ってくれて、最後ははしゃぎすぎて気持ち悪くなってトイレへ…気持ち悪いと言いながらも無限の元気、子供ってホントすごい。でもこれでは執事失格ですね。
おすし♥
いつにも増して楽しい一人旅でした。
帰りの新千歳空港は物凄い人で、お土産屋さんでは時おり怒声が飛ぶほど。販売員のおばちゃんも「結構お年を召した方がカッとなっちゃうみたいで…」なんて仰ってました。
僕もいつもだったら苛立ったりするところなんですが、何故かすごく心穏やかで。この旅で自分の心境に変化があったのを感じました。スケジュールが緩々で気が急くことが無かったからだと思います。
何事もデジタルで済む時代ですが現地ではそう上手いこと運びません。調子に乗って予定を詰め込むとそれが狂うことにストレスを感じてしまうし、予定を完遂するために頭を使うようになってしまうと、いくらスマホに思い出を詰め込んでもろくに思い出せなくなってしまう。
旅はゆるい方が良いなぁと思いました。
「また御縁があるように」と釜吉さんで貰った5円チョコと、長女ちゃんがくれた大大吉のハイチュウ。こういうの捨てられないんですよね。この包み紙があればいつでもこの旅を思い出せます。
また会えるといいなぁ~。
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