SLやまぐち号 2022.4.29-5.5 後編
前編より
5月1日。
実は初乗車です。今回は撮って録って乗ってと満喫させていただきました。D51200を間近で見たらそっと頬を伝うものが…。機関車に限らず、自然や芸術作品に圧倒される感動を上手く言葉にできないのが歯痒い今日このごろ。
小さいお友達も汽笛にびっくりして涙を浮かべています。号泣です。ギャン泣きです。
汽笛一声、力強いブラスト音、軋む客車、鼻をつく煙の匂い、流れ始める車窓の景色とそれに合わせてリズムを刻む走行音。最高です。
地福駅でみなさんが賑やかに記念撮影をされているのをみて、改めてこみ上げてくるものがありました。
津和野駅に到着し、恒例の転車タイム。
ドレンにびっくりする車掌さんかわいい(*´艸`*)
まともに被ったらエライコッチャなんだけど。
お昼は、チーホフ氏が津和野名物うずめ飯の老舗を調べてくれたんですが、人手不足なのか店員さんの姿が無く、厨房へ声をかけると。
「ごめん、30分はかかる!」
と、ものすごく切迫した表情で仰るのでそそくさと退却。別のお店で無事に美味しいうずめ飯をいただけました。
津和野の町を火男のお面を付けて歩いていた浮かれたバカは僕です。
D51200も小休止。
そして津和野駅から新山口駅へ。
感涙も束の間、走り始めると眠くなるという罠と戦いながらビデオをまわしておりました。ですので、車窓からの写真はありません。
忘れたわけじゃありません。断じて。
新山口駅でD51200に別れを告げて下関へ。
2日。
SL乗車後は下関へ移動し一泊。朝食に唐戸市場でお寿司をたらふくいただき、門司港の九州鉄道記念館へ。
やっとC591に会えました。やはりC57にそっくり。でも出力も重量も大きいのはさすが特急牽引機という感じ。お召し列車や各種試験・試作機など記憶に残る機体もあって、花形機関車感が強いですね。走る姿が見てみたい。外見に似合わないような爆音が聞けるのではないでしょうか。
59634の方が目立っているのは気のせいでしょう。
門司港レトロをぶらぶらしたあと山口へ帰還。
3日。撮影最終日。
同郷ナンバーの方に出会ったのでご挨拶したら、1日の写真をすでに印刷しておられたので見せていただいたところ、窓際でビデオを構える僕が写っておりました。なるべく写り込まないよう大人しくしていたつもりだったんですが…。
バリ順光でしっかり写ってしまいました(;´Д`)
申し訳ないことをしてしまったと思っていたら、「記念にどうぞ」と譲っていただきました。本当に良い記念になってとても嬉しかったです。
ありがとうございます。ごめんなさい。
その後、念願の俯瞰写真に再度チャレンジするべく山登り。なかなかの急斜面でした。
そしてまさかの運転取りやめ。
”運 転 取 り や め”
何度読んでも
”運 転 取 り や め”
(´Д⊂グスン
我々含め5名の撮り鉄の努力が爆散しました。
「もしかしたら救援の凸が」
「凸の次位にD51?」
「いやまだ走れるはずだ」
と各々が現状を受け止めるのに必死でした。僕の目は唐戸市場の魚よりも淀んでいました。
気を取り直して待つこと3時間。素敵な40が撮れたので満足したことにしました。田舎を走る40って良いですね。タラコ&新緑はなお良し。
結局SL俯瞰は宿題となってしまいましたが、撮影地はすごく気に入ったし、装備のブラッシュアップをしてまた近々リベンジしたいと思います。これまで避けてきたけど、ついにマルチアームデビューかなぁ。
この後、軽く打ち上げをして鳥取へ向かったのですが、到着したのが深夜2時すぎ。道中はチーホフ氏にかなり助けられました。
4日。5日。帰宅。
さすがにヘトヘトで、予定していた若桜鉄道はパスしてのんびり三朝温泉へ向かい、翌5日に倉吉廃線跡に寄って帰路につきました。
本当に久しぶりに「旅したなぁ」というボリュームでした。今回は「人と話す」ことの楽しさを再認識できたかなーと思います。チーホフ氏はもちろん、SL関係だけでなく、行く先々でいろんな人と話すのがこれほど楽しかったとは。
みなさん、ありがとうございました。
D51200の故障は残念でしたが、彼のおかげで最高の撮り鉄再スタートとなりました。次は必ず俯瞰写真をいただきます。
山口線優勝。
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