指宿枕崎線 2022.10.8-10
念願の指宿枕崎線。
合わせて水曜どうでしょうの聖地巡りも。
航空券の早割が背中を押してくれました。
今回はミラーレス&フィルムで臨みましたがまさかのフィルム破断。巻き戻しロックを解除する部品が欠損していたのに気が付かず、グイッとやったらブチッと逝きました。手応えがおかしいのは気がつきましたがどう調べても手順は間違っておらず、古さゆえのガタかなぁと思ったのが間違いでした。
この件にはもう触れないでいただきたい。
そんなわけで、今回もチーホフ氏から写真を提供していただきました。
1日目
鹿児島空港から嘉例川駅へタクシーで向かいました。
運転手さんに駅弁で有名なやまだ屋さんが臨時でお弁当を売っていると教えてもらい、お昼ごはんが決定。このお弁当が目当ての方も少なくないようで、トラックの到着と同時に購入していくマダムもおられました。
これが美味しいのなんの。すごく丁寧に作ってくださってるのがわかります。
「がね」という鹿児島の郷土料理を初めて食べました。揚げた形がカニ(鹿児島弁でガネ)に似ていることからそう呼ばれているそうで、サツマイモとニラなどが入っているかき揚げという感じです。この組み合わせが新鮮で絶妙にマッチしています。鹿児島に行ったらマストバイですね。
どいてもらっていいですか?w
好奇心旺盛な地域ニャンコさま。駅猫のさんちゃんは不在で代理駅猫の野良さまが4匹おられました。
キハ47で隼人駅へ、特急きりしまに乗り換えて鹿児島中央駅へと向かいます。指宿へは”いぶたま”こと指宿のたまて箱で。
フィルムがね、あれなんでね。
車窓からの写真だけどうぞ。
指宿駅前でレンタカーを借りて、温泉街の雰囲気に後ろ髪を引かれつつ撮影地へ。
天気予報を物ともしない、自称国民栄誉賞候補者チーホフ氏のフォースは健在。ですが、西の空にフォースの翳りを感じます。食欲と風呂欲のせいでしょうw
でもこういう写真は大好物です。僕の好みをわかってるさすがのチーホフ氏ですが、賛否両論という点で国民栄誉賞はまだ遠いですね。
某18きっぷで超有名な撮影地。でもやはりこの目でみたい。
美しい山容とそれに続く線路。ダイナミックです。
ファイアーだな。
※とあるNBA選手が自身を描いた作品とデザイナーさんを称賛する際に使った表現。これからうざいくらい多用します。
撮影地を後にして民宿たかよしさんへ。
オーナーご夫婦とそのおばぁが営むザ・民宿。大好きです。お客さん同士でわいわいするにはまだぎこちない感じがありましたが、おばぁのキャラクターと酔いどれのおじさんが和ませてくれました。料理もお風呂も良かったんですが長くなるので割愛。トビウオの唐揚げが優勝でした。
2日目
ヒメジョオンだよな…もしやハルジオン?どちらも要注意外来生物で侵略的外来種ワースト100だそうですw
出発前の朝食にやまだ屋さんで購入した鹿児島の郷土菓子、はやと福来れをいただきました。黒糖を使ったふくれがし(蒸しパン)で、手作りのジャムが入っていました。
この4つ以外にもいろんな種類があって、
こうでした(笑)美味しかったから全然大丈夫。でもすももは食べたかったw
朝から爆笑でスタートできました。
ファイアーだな。
お魚センターでお土産を買って枕崎駅へ。
フィルムがさ!あれでさ!!
思い出は心の中にあるので全然大丈夫。
その中で、南薩鉄道時代の備品や資料が展示されていると聞いて見てきました。当時の駅看板やタブレットなど鉄ちゃん大好きアイテムが並んでいました。だいぶ廃れてしまって寂しさが漂っていましたが、これから旅行機運も高まるだろうし、案内所の方にはそんなことを感じさせない快活さがあったし、きっと大丈夫だと思います。
食べかけで失礼します。
お昼はカツオの大トロの竜田揚げとカツオラーメンです。甘辛いタレとふんわりしたカツオの組み合わせでご飯がunstoppable。紅生姜たちで味変しながらいただきます。大根おろしがさっぱりして良かった。左奥に鎮座してるのは温玉。出汁が効いたカツオラーメンもさっぱり美味。魚油のコクがあって脇役ではない味わいでした。
もりもり食べて指宿の砂風呂へ。
水曜どうでしょう聖地の砂楽さんへ。
食べかけすまん定期。
鳥越屋さんの濃厚なよもぎ餅です。こんなに濃い色なのによもぎが強すぎない絶妙なバランス。大満足サイズのお得用切れ端をいただきました。
たかよしさんの美味しそうな朝ごはんの匂いと共に日豊本線撮影地へ向かいます。
桜島を背景にした定番撮影地。定番ばっかりでもマイナー観光地巡り的な良さがあって僕は好きです。良い景色なのは間違いないですし。
今回初めてH&Yの角型ハーフNDを使いました。四角いホルダーに磁石でパチッとくっつくやつです。開聞岳のときは中心から端へ薄くなるグラデ、この2枚目で端から中心へのグラデになっているものを使ってます。1枚目は準備が間に合わず性能評価のためにあえて無しでの撮影。
太陽の向きが変わっていますが背景がくっきりしているのがわかります。逆光好きの僕には良いアイテム。露出がオーバーにならないようにDR内に収めておけば現像がしやすくなります。PLと併用可能で脱着もしやすいので光の変化に対応しやすいです。三脚はマストになってしまいますが。
鹿児島中央駅へ向かう途中であまりにも桜島が綺麗だったので浜辺で1枚。
ここまで晴れにするチーホフ氏。助手席で「ん~~…ほいっ!!」と何やら儀式を行っていました。撮影NGだそうです。
鹿児島ラーメンと白熊を目指して天文館界隈へ。
旨い。ファイアー!
ちょっと大仁田厚がでました。
鹿児島ラーメン豚とろさんです。見た目とは裏腹にあっさりしていてびっくり。ふつーにスープ飲めちゃう。大盛り+餃子+替玉。替玉は1杯目の麺と違って細麺でした。あまりラーメンに詳しくなくて初体験だったんですが、そういうお店は多いのかな。
すごい賑わっていて地元の方にも人気の様子。「寒い寒い」と言いながら女性が出てきたことに一抹の不安を感じつつテイクアウト。
ドン!!!
デカい。番組と同じく西郷どんに見守られながらいただきます。
スプーンを逆手に握って削りながら食べる”大魔神食い”と、手のひらで底を温めながら溶かしていく”エンペラーハンド”を駆使しました。名前はいま考えました。
僕は普通の白熊(レギュラー750ml)、チーホフ氏はヨーグルト味(ベビー330ml)。サイズ表記がおかしい気もしますが、めちゃくちゃ美味しい。僕はヨーグルト味の方が好みでした。
日が傾いて手が真っ青になるくらい体温が低下。無情にも自販機にあったか~いの文字は無く、車の暖房に救われました。
フィルム事件現場。
そんな僕を見かねたのか、ニャンコさまが声をかけてくれました。
ミャァミャァと仰っしゃりながら、トランクの僕のバッグを突いています。
お前に食わせる鰹節は無ぇ。
鰹節は無ぇと言ってるだろぉ、このバカ。
なんだかんだありましたが(主にフィルムで)相変わらず楽しい旅でした。
このブログを書きながら入国規制緩和のニュースをみて、民宿で外国の人と楽しくおしゃべりする日を待ち遠しく思いました。
次回は、秋の飯田線へ紅葉リベンジ、の予定です。
※撮影地での安全確保や野良猫と接触後の消毒洗浄などに努めております。みなさんも抜かり無くご安全に。
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