大井川鐵道 2023.1.7-8




一部区間とはいえ運転再開。
子供たちに大人気のトーマスを見られて少しホッとしました。

合格駅や門出駅が新設されてから初めての訪問。KADODE OOIGAWAが想像以上に立派でびっくりしました。

そして今回もフィルム機のテスト。最近はテストばっかり(笑)




郡上八幡で謎のフィルム事故を起こしたVITO Bと、今回初テストの二眼レフSUPERBです。中判カメラ初心者なのに曲者を買ってしまったなぁと思いながらも、からくりに完全に魅入られてしまいました。





福用駅で出会ったわんこ、ゆきちゃんです。
モフモフ。
「なでろ~!」と迫ってくる瞬間を臨場感たっぷりに捉えました。








まずは高熊のお立ち台へ。

笹が伸び伸び。カーブの先端が見える位置は完全に笹が被っていました。奇跡的に機関車に被らなくて良かった…これはもう現像しないとわからない。一陣の風も命取り。




かわね路1号まで撮影して移動。
踏切近くから茶畑越しに逆転機を狙いました。

今回テストしているカメラはSS最高速が1/300と1/250までで、被写体ブレの心配から全体的に引き画です。





少し駅側へ移動して帰りのトーマスを撮影。EL渋い。
この空の色好きですね~。基本はレンズの力なんでしょうけど、現像してくれたカメラ屋さんも素晴らしい。ありがたい。

ここからVITO Bのフィルム事故が再発して9枚ほどボツに。今回はカウンターも確認してたし、撮影記録も残してあるので技術的ミスという可能性は省けると思います。自宅で裏蓋を確認してみてもちゃんとしてるように見えるし…もう修理依頼しか手がないかなぁ。

1日目はこれにて終了。
何はともあれのんびりできて楽しい撮影でした。




2日目は大代川橋梁からスタート。
朝の良い光線で21000系が撮れた…はずが、この後、悲劇が。



盛大な多重露光事故w白飛びしたかと思ったけど写ってたので記念にwww
C108の「俺もそこを走りてぇよ」っていう思念が写ったかのような…(笑)

上の写真は数時間後に撮り直したものですがこれだけ色味が違ってくるのも面白いですね。でも顔が陰ってしまって、これはこれで好きですが早起きしただけに残念。











トーマスの運転に併せて機関庫の見学ができるとのことだったので参加しました。
やはりスポーク動輪は良いですねぇ。

(;゚∀゚)=3ハァハァ
(;゚∀゚)=3ハァハァ
最高に「ハイ!」ってやつだァァァァ

撮影枚数の都合でここではVITOだけのつもりだったんですが、あまりにもハァハァしてきたんでSUPERBを…使ったら見事に多重りました。南無三。

そしてなぜかここからVITOちゃん復活www
なんか嫌な予感がしてスマホで保険をかけたのに、そういうときに限って元気。

でもこの雰囲気!最高ですね。昭和か?昭和なのか?昭和生まれだってバカにされない世界線なのか!?







機関庫で存分に喫煙してからかわね路1号に乗りました。
VITOちゃんがまたご機嫌斜めでフィルムが被ってます。なんとか使いこなしたいなぁ。

久しぶりの垂直の背もたれ(笑)と、床から立ち昇る暖房用の蒸気。決して便利ではないし現役時代を知るわけでもないのに、なぜか良いと思える。

SLやクラシックカメラといったアナログ機器の良さというのをぼんやり考えてみると、人の気配が濃いのかなぁという気がしました。

例えば、新幹線の座席はまるで誰も座っていなかったかのように綺麗。デジタルカメラならすぐに印刷できるし、デジタル音楽プレイヤーなら誰に教わらなくても世界中の音楽が聴ける。そこに他人が直接介在する必要がない。もちろん間接的には多くの人のおかげで稼働しているのだけれど、それを感じさせなかったり、ともすると忘れさせてしまう。

デジタルネイティブと言われる世代の方々は上手な付き合い方をしているかもしれないけれど、昭和生まれの僕は便利さの恩恵を受けつつも他人の気配の薄さに寂しさを感じているのだと思う。

機関車の打検痕やすり減った客車の手すり、現像してくれるカメラ屋さん、ミュージシャンやプロデューサーの意図が刻まれたアナログレコード、そこに他人の痕跡がわかりやすく残っていて気配を濃く感じ取れる。

これが実際の体温を感じるとなるとそれは暑苦しいのだけど(笑)だから、存在というよりは気配くらいがちょうど良いのだと思う。





今回最後の撮影は家山橋梁にしました。

思っていたより煙が出て嬉しかった。こうなると逆光のシチュエーションも良かったかもなぁと思ってしまいますが、今回はなかなか見れない逆転機を優先しました。

がしかし、SUPERBはフィルムが巻ききれてないしVITOちゃんはブレてるし(笑)まぁそういう日もありますね。それでもこの写真は嫌いじゃないんですね。それなりに苦労して撮ったものですから。



少し遅い昼食。大井川鐵道といえば僕はいつもこのお弁当です。
東海軒さんのふるさと弁当。この甘露煮がすごく好きなんです。
おにぎりも大きくてボリュームも満点。





撮影後に帰りの列車までロケハンしてきました。
家山をゆっくり散策したこと無かったんですよね。

この展望台から列車はちゃんと見えませんが発車の煙が昇るのを撮れそうで、情緒があっていいかもなぁと思いました。次回は狙ってみようかな。






そして帰りの列車は運良く21000系でした。
大代川橋梁を撮り直したときも来てくれたし、今回は良縁がありました。
このシートの角にすぽっと収まる感じが好きなんですが、伝わりますかね?(笑)



記録をみたら3年ぶりでした。
3年前はドローンで動画を撮っていました。
1人でカメラ3台を操作した大作です(笑)




被災当時はいよいよ大井川鐵道も駄目かと思ってしまいましたが、さすがと言うか何と言うか、強いなぁと思いました。各地でSL運転終了のアナウンスがあり、JRの線路では完全消滅の雰囲気も感じられる今日このごろ、大井川鐵道の汽笛はいつにも増して明るい音色だったような気がします。C56135が待ち遠しいですね。


撮影結果はさておき、想像よりもスムーズに操作できたし、なによりフィルムでSLを撮影するのが楽しくて病み付きになりそうな予感。

「サトウのごはん」はいつでも美味しいご飯が食べられるけれど、ずっとそれだと飽きてしまうから、たまには自分で田植えをしてみるか。そんな感じ。



次回は4月以降、もしかしたらSL人吉を撮りに行ってるかもしれません。
頭では理解していても減っていくのは寂しいですねぇ。




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