海外の蒸気機関車-ドイツ編

日本の蒸気機関車を一通り撮影し終えて早4ヶ月。
本当なら台湾とドイツでの撮影記を書いているはずでした。
別件でアラスカにも行く予定だったけどこれも中止。


まぁ、こればっかりはどうしようもない。


あんまりブログを放置しとくのもあれなのでw
いろんな国の蒸気機関車を調べたのでサラッと所感を書いていこうと思います。


まずはドイツ。


黒い罐に赤い足回り。
厨二病になりそうw

ドイツでは蒸気機関車の動態復元や保存活動が盛んで、寄付やクラウドファンディングで費用を賄っていることも多い。僕も01形1104号の煙突の修繕に寄付してみましたw大型蒸機の3気筒機でドイツの中でも貴重な部類の機関車。自分が寄付した機関車が走ると思うとちょっとワクワク。資金は保存協会が管理している。

日本ではあまり馴染みが無い保存協会というのがたくさんあって、現役の線路に接続している機関庫を博物館にして保存活動をしたり、動態復元機で特別列車を走らせたりしている。日本で言うとSLやまぐち、SLぐんまがイメージとして近い。

現役バリバリというか普通列車=蒸気機関車というところも残っていたり、保存鉄道という名目で一定の期間だけ走る列車も多くあって、こちらは大井川や真岡といったイメージ。

前者の特別列車は主に大型、後者の保存鉄道は小型の蒸気機関車であることが多いのもイメージ通りかな思う。

日本と大きく違うなーと思ったのは、蒸気機関車が集合するファンイベントがあること。オランダやポーランド、ルクセンブルグなど周辺国からも機関車が参加する。逆にドイツから近隣国のイベントに参列することも。これが実に盛大で大人気みたい。いつか絶対行きたい。

こういった特別列車やイベントを運営しているのはいわゆる鉄道会社ではなく、先の保存協会や旅行会社が中心となって運営されていて、ドイツ国鉄のサイトには掲載されない。撮る側としてはそこがネックの一つで「これを抑えておけばドイツのSLは大体OK」みたいなものが無い。一応そういうサイトがあるんだけど漏れが多かった。

一つだけ、各地の保存鉄道の時刻表を一冊にまとめたものが発行されていて、紙媒体だけど地域別の索引があったりして便利。観光地と抱合せで行ったりとか。

それでも特別列車をすべてフォローしている媒体は無いから、各協会のサイトやSNS、ニュースレターをチェックするのが結局は一番近道だったりする。とは言っても、比較的規模の大きいイベントとか定番の特別列車はだいたい開催時期が決まってるから、それを抑えておけば見逃すことはまず無い。ただ、出てくる機関車がいつも同じというわけではないから、そこに拘るなら機関車を所有してるとこのサイトで動向を追っておく必要がある。

稀に、撮影のためだけに資金を集めて走らせることもある。


ドイツ人も相当の愛煙家ですね(笑)


ある有名なSL狂のドイツ人ジャズ・ピアニストは、列車を題材にしたジャズの名曲をカバーしたCDに自分で撮影した蒸気機関車の写真集と走行音のCDをセットにして出してて、LPとほぼ同じ大きさで372ページ、重量3.3kgという超ヘビー級の写真集(笑)とんでもないわ。実際に手に入れたけどすごいクオリティー。この人大好きになったw


鉄道模型ももちろん盛ん。日本でたまにイベントで見かけるミニSL(おじさんが機関車にまたがって走らせてるやつ)くらいのサイズの模型が100万くらいで売ってる。庭用らしい(笑)


ホントに蒸熱の高い国で、そう気軽に行けないからなかなか難しいけど、足繁く通いたいと思った。

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